◆介護の苦労が相続で報われる?
◆介護の苦労が相続で報われる?
シニアの自己実現をサポートする
終活コンシェルジュの加納健児です。
施設介護を13年、在宅介護を2年
1500名以上のシニアと家族の
支援をしてきた加納健児が
シニアの自己実現をサポートするために
終活、認知症、介護に関する内容を
日刊『快護ライフ』としてお届けします
気軽にお読みください。
1、昨日の加納健児
クライント様が転倒してこぶができた
と聞き、急いで確認をしました。
後頭部を打ちたんこぶができていたので
病院に受診をしてもらいました。
かかりつけ医に紹介状を書いてもらい
近隣の検査のできる病院にいきました。
そこで、脳の検査と、レントゲン検査を
してもらいました。
脳に障害が出ていないのか、脳内出血を
していると命にかかわります。
また痛みがある場合は骨折の可能性も
あるため、レントゲン検査をして
もらうことで確認がとれます。
ちょっと転んだくらいだから
大丈夫とほっておくと
痛みが治まらず、結果として骨折を
していたと後で気づくことがあります。
今回は、脳や骨ともに異常なし
と診断され、クライアント様と一緒に
「無事でよかったですね」と
安堵して帰宅しました。
安心な生活を保障するためには守りが
肝心です。
そのうえで楽しみとなく行事や外出
なども企画してサポートをしています。
2、介護の苦労が相続で報われる?!
法務省の諮問機関で相続についての見直し案
の中間発表がありました。
同居している義理の両親の世話をしてきた
嫁の立場いかたにとって朗報です。
今までは、どれだけ介護でがんばっても
血縁関係でないため、相続は夫の相続分だけ
でしたが、
今回の改正案として
介護の費用を他の相続人に請求できるように
するというものです。
例えば、3年間介護をがんばったとして、
1か月の介護費用が月10万円だとすると
1年で120万円
3年で360万円ということになり
他の相続人に費用を請求できるというもの
です。
課題としては、親族に費用を請求をして
払ってもらえるのかということ、
わざわざ弁護士をたてて請求をするのか
という心理的なハードルがあります。
しかし、介護はボランティアであるという
昔ながらの考えでなく
労働の対価として、相続時に請求できる
ようにするという案は画期的なものです。
これが実現されれば、介護でがんばった
人が報われることになり、家族介護で
がんばっている人のモチベーションアップ
になると思います。
注意深く見守っていきます。
3、編集後記
中国大陸で竜巻をおこした低気圧が
夜中に東海地方を通過すると
天気予防がありました。
何事もなくすみますように~